価格交渉

ソファと2つの枕

実は、価格交渉はけっこう行われている

物件を買うのに、「価格交渉をするなんてとんでもない」という人もいるかもしれません。
家電製品なら価格交渉をするのが当たり前でも、物件はそれとは違いますので「価格交渉なんてできないだろう」と想う人がいてもそれはそうでしょう。
しかし、裏の話をするのであれば「価格交渉は結構行われている」ということになります。
物件を買おうとする人のほとんどが、価格交渉をすることを考えて物件を見に来ています。
誰もが住みたがる良質な物件だとか、そういう場合は別として「少しでもお得に物件を手に入れたい」という思いから価格交渉をする人は多くなっていると考えて下さい。

価格交渉は失礼なこと?

もちろん、「価格交渉なんて!失礼な」とかんがえ「そういうひとには売らないからいい」と思う人もいるでしょう。しかし、逆に考えてみて下さい。
自分が買う側だったら、「ちょっとでも安くなってくれたら嬉しいなあ」と思うし、価格交渉ができるならやってみたいって思いません? 
少しでも安く買えるなら、買いたいって思いません?
資金がぎりぎりだったらなおさらです。腹がたったとしても、そこで「ふざけるな」と思うのではなく、一応は話を聞いてみるなどの度量の広さを持ちたいものです。
それで売れることを思えば、大した話ではないのかもしれませんしね。
また、「価格交渉をしてくるだろう」と思っておいた方が、いざというときに交渉しやすいかもしれません。実際に価格交渉は多いものですから、意識しておくといいでしょうね。

価格交渉で多いのは?

価格交渉で多いのは、「端数を切ってもらえないか」というものです。
例えば、1950万なら50万を切ってほしいというもの。これは家電量販店でも多い値引き方法ですよね。
もちろん値引きをするかどうかは自由ですが、端数があれば「値引き交渉はあるだろう」くらいに思っておきましょう。
ここで「じゃあ端数なしの2000万にする」というのは絶対にやめること。
なぜなら、この「端数」って意外に大事なんです。端数があることで「ああ、できるだけ安くしてくれるのかな」という印象もあるため、わりと多くのところが端数を設定しています。
家電量販店でも、スーパーでも端数があって当たり前になってきていますよね。端数があることで、安く見せる効果があるためです。
相手からすれば、ちょっとでも安く買いたいと思うのが人情と考え、そこに理解を示しながら交渉をする(安くしてやれという意味ではなく)のが大事かもしれませんね。