貸すのと売るのどっちがいい?

建物

結局不動産売却はどちらがいいのか

不要となった不動産について売るか貸していくか判断しなければならない状況にもなっています。
そのポイントを挙げていこうとすると色々とありますが、不動産売却についてタイミングを決めていかなければ損をしてしまうこともあります。
近年報じられたニュースなどをチェックしていくと、所有している物件について賃貸としてしまうのは危険なのかもしれません。

というのも全国各地の住宅を見ていくと、空き家の率が過去最高となっています。
今や全体の1割ほど空き家となっている状況になっていますが、繁忙期に合わせて建設されたマンションなどでも空き家が目立っているような状況なのです。

賃貸もしくは売却を判断したタイミングが悪いと、空き家の状態が続いてしまうこともありますので、気をつけなければなりません。
これは社会背景が大きく影響しており、人口減少が加速しているのが要因です。
今後も当分の間は空き家の増加が続くと考えられますので、賃貸住宅にして収益を得ることにも影響してくることでしょう。

金銭面でも問題が生じている

近年不況によって増加しているのが悪質な賃料滞納です。
不動産売却を行っていく中で賃貸を検討している方にとっては、滞納で収入が滞ってしまうのも問題に感じてしまうことでしょう。
家賃を踏み倒されてしまうようなことがあれば、回収を行うまで時間や労力そしてお金がかかってしまいます。

国土交通省の調査では家賃の滞納が徐々に始まっており、家主が裁判所へ訴訟を起こしているケースもあります。
心身面でも疲労が大きくなりますので、検討する際には注意しておきましょう。

他にも不動産売却を行っていくか賃貸にしていくか検討していく時に、更新料が無効になってしまうという事例も生まれてきています。
トラブルをニュースで把握していきながら、不動産売却について決断をしていくといいでしょう。

不動産売却は先読みも大事となる

不動産売却を決めていこうとする時、貸していくのと天秤にかけていく際に参考にしなければならないのが、エリアや立地条件そして地価の状況であったり経済情勢などです。
いずれの項目も不動産売却には重要となりますので、決断をする前に把握しておくといいでしょう。

自分自身の生活設計や現在のライフスタイルなどを絡めていきながら、正解と言える方法を決めていかなければなりません。
世間が不景気になっていれば、急激に地価が下がっていくこともありますので、売却損を大きくさせないように決めていくことが重要となっていきます。

そして賃貸ニーズが堅調にあるかどうかも、不動産売却にするか判断するポイントです。
現在は賃貸ニーズがないとしても、近隣にショッピングモールなどができると人が集まってきます。
不動産売却にするかどうかは周囲の状況の変化も先読みをしておき、正しく判断をしていきましょう。